スタッフが辞めると、また「私のせいだ」と感じてしまう。
事務所にいるだけで、イライラしてしまう自分にも嫌気がさす。
それは、性格の問題でも、経営者としての力不足でもありません。
この記事でわかること
- スタッフが辞めるたびに「私のせい」と感じてしまう、脳の本当の仕組み
- 責任を強く感じている人ほど、なぜ自分を責めやすいのか
- 罪悪感とイライラを、3分で切り替える方法

また「私のせい」だと、思ってしまいます
多くの方から、こうしたご相談をいただいています。
これまでのお客様の変化はこちらにも掲載しています。
あなたにも、こんなことはありませんか。
✅スタッフが「辞めます」と言うたびに、胸がざわつく。
✅自分の何がいけなかったのか、考え始めると止まらない。
✅事務所にいるだけで、理由のはっきりしないイライラが続く。
✅そんな自分にも、嫌気がさす。
これは、気合いや経営者としての器で
解決できるものではありません。
あなたは、精神的に弱くなったのではありません。見る向きが違っていただけです。
「私のせい」と感じてしまうのは、コントロールを取り戻そうとする心の働き
予測できない出来事が起きたとき、人は自然と「なぜ」を探します。それは、失われた「コントロールしている感覚」を、取り戻そうとする心の働きです。
スタッフが辞める、という出来事も同じです。相手がどう決断するかは、本来、あなたがコントロールできるものではありません。コントロールできないという感覚は、それだけで大きなストレスになります。
だからこそ、心は「自分の何かが原因だったのではないか」と考えることで、「次はこうすれば防げるかもしれない」という、コントロール感を取り戻そうとします。責任を強く感じている経営者・管理職ほど、この働きは強くなります。
問題は、原因を探すこと自体ではありません。その先で、「自分の行動」ではなく、「自分の人格や、経営者としての価値」そのものを責めてしまうことです。行動を振り返ることは、次に活かせます。けれども、自分の存在そのものを責め続けることは、あなたを前に進ませてはくれません。
意志が弱いからでも、経営者として力不足だからでもありません。コントロールを取り戻そうとする、心の自然な働きが、向かう先を間違えているだけなのです。
事務所にいるだけで続くイライラも、同じ土台の上で起きています。感情を処理しきれないまま抱えていると、脳は常に警戒状態になり、ちょっとした刺激にも過敏に反応するようになります。

Y・Hさんも、そのひとりでした
実は、わたし自身にも、同じような経験があります。
整体院を経営していたとき、スタッフにInstagramの投稿をお願いしていました。最初はやる気があったのに、次第に更新が止まり、声をかけても「はぁ…」という生返事しか返ってきません。
「わたしの言い方が悪いのかな」と、毎日そんなことを考えていました。
同業者に相談すると「バシッと言えばいいのよ」とアドバイスされましたが、「それでスタッフが辞めてしまったらどうしよう」と、結局ひとりで抱え込んでいました。
だからこそ、このあとご紹介する方のご相談を伺ったとき、その気持ちが痛いほどわかりました。
もう一人、実例をご紹介します。会社役員のY・Hさんです。
Y・Hさんは、こう話していました。

前は、従業員が辞めると『私のせいだ』って、ものすごく罪悪感を感じていた



事務所にいる従業員のことがイラっとします。いつも不快な誰かが私の頭に入って来ます
スタッフが辞めるたびに自分を責め、
事務所にいるだけでも気が休まらない。
そんな時期が、Y・Hさんにもありました。
そのとき、わたしがY・Hさんにお伝えしたのは、
原因を探すのをやめることではありませんでした。



それは、コントロールを取り戻そうとする、心の自然な働きなんですよ
と、まず仕組みを知っていただくことでした。
そのうえで、罪悪感やイライラを感じた瞬間に、
その場で気持ちを数値化し、
短い時間で整える方法をお伝えしました。
しばらくして、Y・Hさんはこう話してくれました。



以前は罪悪感とイライラでいっぱいだったのが、今は自然に過ごせてる」
従業員の新聞トラブルにも、ナイスナイスって言って終わった
前みたいに無駄に落ち込まない
環境が変わったわけではありません。
スタッフが辞めなくなったわけでもありません。
変わったのは、罪悪感やイライラを感じた瞬間に、
その場で整えるための方法を、
自分の中に持てたことでした。


気づいたその場で、3分でできる整え方
考えを止めようとするより、体からアプローチしたほうが早いことがあります。
罪悪感やイライラを感じたときに使える、整え方の流れをお伝えします。
▼▼その場で使える整え方はこちら
| 順 | やること |
|---|---|
| 1 | 今の状況を、短く言葉にする(例:またスタッフが辞めた) |
| 2 | 今の罪悪感・イライラの強さを、10段階で数値化する |
| 3 | 手のひらを、そっとおでこに当てる |
| 4 | そのまま3分、当て続ける(嫌な気持ちを考えながらでも大丈夫です) |
| 5 | もう一度数値化して、変化を確かめる |
「たった、これだけ?」と感じるかもしれませんが、感情を無理に抑え込むのではなく、体からのアプローチで、脳の過剰な反応を鎮めていきます。
同じように、心を整える別の動作はこちらの記事でもご紹介しています。
まとめ|スタッフが辞めるたびに「私のせい」と感じてしまう自分の変え方
スタッフが辞めるたびに「私のせい」と感じてしまうこと。事務所にいるだけでイライラしてしまうこと。どちらも、性格の問題でも、経営者としての力不足でもありません。コントロールできない出来事に対して、コントロール感を取り戻そうとする心の働きが、向かう先を間違えているだけです。
1つ目は、今の状況を言葉にすること。
2つ目は、今の気持ちを数値化すること。
3つ目は、手をおでこに当てて3分待つこと。
Y・Hさんが、罪悪感とイライラでいっぱいだった状態から、
自然に過ごせるようになったように。
「私のせい」と感じることと、
本当にあなたのせいであることは、
同じではありません。
今度、スタッフが辞めると聞いた瞬間や、
事務所でイライラを感じた瞬間に、
まずはこの3分を試してみてください。
よくある質問
- スタッフが辞めるのは、本当に私のマネジメント不足ではないのですか
-
原因のすべてがあなただけにあるとは限りません。相手の決断はコントロールできないことだからこそ、心はコントロール感を取り戻そうとして「自分の何かが原因では」と考えます。それは事実の確認ではなく、心の自然な働きです。
- なぜ責任感が強いほど、自分を責めやすいのですか
-
責任を強く感じている人ほど、コントロールできない出来事に対しても、コントロール感を取り戻そうとする働きが強くなり、自分の行動に原因を探しやすくなります。これは、まじめに向き合っているからこそ起きることで、弱さの証拠ではありません。
- 事務所にいるだけのイライラにも、同じ方法が使えますか
-
はい。原因がはっきりしないイライラも、感情の処理が追いついていない状態から起きています。感じた瞬間に数値化し、おでこに手を当てて整えることで、同じように鎮めていくことができます。
- 3分試しても、また同じように感じることはありますか
-
あります。大切なのは、罪悪感やイライラを感じること自体をゼロにすることではなく、感じた瞬間に、その場で整えて戻れる状態をつくることです。くり返すほど、反応は落ち着いていきます。
スタッフが辞めるたびに感じる罪悪感を変える一歩を
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