集中できない時に集中脳に切り替える方法は、「集中しよう」と頑張ることではなく、満車になった頭に、空きをつくることです。
- 凡ミスが、起きるのは、「年のせい」だけではないということ
- 頭の中が満車になる理由
- 今日からできる「コア&アース」と、前と後の確かめ方

今までしなかった凡ミス
多くの方から、こうしたご相談をいただいています。
これまでのお客様の変化はこちらにも掲載しています。
あなたにも、こんなことはありませんか?
- さっき聞いたことが、もう抜けていて、「年のせいかな」と思う
- 今までしなかった数字のミスをして、情けなくなる
- 集中しようと思っても、気づいたら集中が切れている
凡ミスが増えるのは、年のせいとは限りません。
頭の中が満車になって、
目の前のことが入る場所がなくなっているのかもしれません。
経営者・管理職として、責任とプレッシャーが重なると
頭の中が、タスクだけでなく
ネガティブな感情で占拠されてしまいます。
そんな時は
心の声と感情を言葉にして、
体を使った呼吸で落ち着くと、
満車の頭に空きができていきます。
頭の中が満車になる
脳は、危ないものに気づけるように、気が散るしくみを持っています。
何かに集中しすぎていると、危険に気づけないからです。
生き残るための働きなんですね。
さっきの会話、明日の予定、気になるメール。
脳が「見張っておかなきゃ」と思うものが、駐車場を1台ずつ埋めていきます。
車は、外側からも、内側からも入ってきます。
外側は、音や光、人の気配。
内側は、良い記憶、悪い記憶、良い予想、悪い予想です。
満車になると、目の前のことが入る場所がありません。
だから、自分では気づかないうちに、集中が切れてしまうんです。
部長職のSさん(神奈川県)も、めいそうやマインドフルネスをしていました。
それでも、頭の中がいっぱいの時は、集中がむずかしかったそうです。

「うまくいくのかな」で手につかない
YouTubeライブの第5夜では、養成講座の受講生、かおるさんと佐藤さんに、頭の中がいっぱいになった経験を聞きました。
かおるさんは、初めてのことにチャレンジする時に、不安になりがちだったそうです。

今なら、「なんでだよ」とツッコミを入れられる。
かおるさんは、そう話してくれました。
どこに向かっているんだろう
佐藤さんの話は、ごく最近のことでした。
「大きな問題ではない」と思っていたそうです。
それでも、何度か繰り返していることでした。
この場面を思い出して、今どんな感情が出てくるかを、言葉にしてもらいました。
そして、0から10の数字で、強さを聞きました。
何も感じないのが0、いちばん強いのが10です。
| 感情の言葉 | どんな感情か(佐藤さんの言葉) | 前 | 後 |
|---|---|---|---|
| 不安 | また同じことをやるかもしれない、という不安 | 6 | 3 |
| がっかり | そんなことをやっている自分に、がっかり | 7 | 2 |
| 諦め | ちょっと無理かな、自分はそろそろ、という諦め | 7 | 2 |
はじめ、不安は「間に合うかな」という、その時の不安でした。
ライブでは、今、思い出した時の感情を聞いていきました。
感情はナマモノなので、「その時」ではなく「今」を言葉にします。
すると、「また同じことをやるかもしれない」という不安が出てきました。
ポロッと出た言葉の中には、自分では拾えない感情が入っていることがあります。
ひとりだと、「ちがうかな」と、スルーしてしまうんです。
感情を言葉にすると、なぜ落ち着きやすくなるのかは、第1夜の記事でお伝えしています。
どんな自分でいたいか
次に、こう聞きました。
もし、この感情が何もないとしたら。
このことを思い出した時に、どんな自分でいたいですか?



まあ、こんなこともあるか、
って思っている自分でいたいですね
そのくらいラフな言葉で大丈夫です。
この自分を思い浮かべながら、次の動作に入ります。
コア&アースのやり方
講座では「コア&アース」と呼んでいます。
座ったままでできます。
ライブでは、それぞれ1分ずつ、合わせて2分ほど行いました。
まず、コアです。
- 腕を交差して、掌を組みます
- そのまま、胸の前に持ってきます
- 足首を組みます
- 舌の先を上顎にあてて、息を吸います
- 舌の力を抜いて、口で吐きます
- 吸う、吐く、を繰り返します
次に、アースです。
- 足の裏全体を、床につけます
- 両手の指先を、軽く合わせます
- 目をつむります
- 舌の先を上顎にあてて、息を吸います
- 舌の力を抜いて、口で吐きます
- 吸う、吐く、を繰り返します


満車の頭に、空きができる
コア&アースは、わたしが学んだ東洋医学に基づく、体の調整のワークの一つです。
気を取られて、外に向いていた「気」を、自分に戻すワークです。
わたし自身が落ち着いたので、クライアントさんにもお伝えしてきました。
オンラインでお伝えするようになると、会ったことのない方にも変化が生まれました。
それで、講座の中で必ずお伝えしています。
体が落ち着くと、脳が「もう見張らなくて大丈夫」と、車を何台か出してくれる。
満車の頭に空きができる、そんなイメージです。
ゆっくりした呼吸については、
健康な人を対象にした15本の研究をまとめた2018年の論文で、
体を落ち着かせる神経(副交感神経)の働きが高まり、
気持ちの面にも影響することが報告されています。
前と後を数字にする
コア&アースのあと、もう一度、同じ場面を思い浮かべてもらいました。
不安は6から3に、がっかりは7から2に、諦めは7から2に。
3つ合わせて、13下がりました。
かかった時間は、2分ほどです。
わたしは、「そんなの気にしなくていいですよ」と説得したわけではありません。
腕と足を組んで、息をしただけです。
お二人の感想



まあいっか、とそういうふうに受け止められる自分になったら、すごく楽だなと思う



「そんなこともあるよな、と思える自分になりたい」と思って、養成講座を始めたことを思い出しました。
今は、動じなくなってきている自分がいます。
この記事の内容を、ライブで一緒にやっています
小さいうちに、拾っておく
佐藤さんの話は、
ご本人にとって、
大きな問題ではありませんでした。
繰り返してしまうということは、
伸びしろがある、
ということです。
普段は気にしないような小さなことでも
セッションで取り上げていくと
大きなぐるぐるに巻き込まれない
自分になっていきます。
ひとりでやる時は、
感情を言葉にするところと、
どんな自分でいたいかを言葉にするところで、
止まりやすいものです。
ポロッと出た言葉を、
誰かに拾ってもらうことが、
助けになります。
集中できない時に集中脳に切り替える方法
集中できない時に集中脳に切り替える方法は、
「集中しよう」と頑張ることではなく、
満車になった頭に、空きをつくることです。
- 凡ミスが増えた時は、頭の中が満車になっていないかを見る
- 今、思い出した時の感情を、言葉と数字にする
- 「どんな自分でいたいか」を、ラフな言葉で描く
- 描いたまま、コア&アースを1分ずつ
- 前と後を0〜10の数字にして、変化を確かめる
「年のせいかな」と思う日も、ほんのちょっとの動作で、自分に戻ってこられます。
よくある質問
- 凡ミスが増えたのは、年のせいですか?
-
年のせいとは限りません。心配や不安、気になることにエネルギーを持っていかれて、頭の中が満車になっているのかもしれません。
- めいそうをしていますが、集中できる時とそうでない時があります。
-
めいそうも、よい方法です。頭の中がいっぱいの時は、体を使った動作を組み合わせてみてください。
- コア&アースは、どのくらいやればいいですか?
-
ライブでは、コアとアースを1分ずつ、合わせて2分ほど行いました。
- 立ったままでもできますか?
-
コアは立ってもできますが、目をつむるとふらつくことがあります。座って行うのがおすすめです。運転中など、危険のある場面では行わないでください。
- 会議中でもできますか?
-
腕や足は組まず、舌と呼吸だけなら、周りに気づかれずにできます。
- ぐるぐる脳ほぐしセッションでは、何をしますか?
-
まず、いま困っていることをじっくりお聞きします。そのうえで、あなたの状況には何がベストなのかを、一緒に決めていきます。セッションのあとに、あなた専用の「脳のトリセツ」をお作りします。
- これは、医療ですか?
-
医療ではありません。今、治療が必要かもしれないと感じていらっしゃる方は、まず医療機関へご相談ください。
ぐるぐる脳ほぐしセッション
ひとりでやってみると、感情を言葉にするところや、どんな自分でいたいかを言葉にするところで、止まってしまうことがあります。
ぐるぐる脳ほぐしセッションでは、まず、いま困っていることをじっくりお聞きし、あなたの状況には何がベストなのかを、一緒に決めていきます。セッションで何が得られるかは、申込ページの30分の動画で、先にお伝えしています。


※個人の感想であり、成果を保証するものではありません。
※これは医療ではありません。今、治療が必要かもしれないと感じていらっしゃる方は、まず医療機関へご相談ください。










