明日のことが不安で眠れないのは、あなたの準備が足りないからではありません。脳が、緊張状態のままだからかもしれません。
ぐるぐる悩む時間をゼロにする
脳科学メンタルカウンセラーのやぶざき恵子です。
- 準備しても、不安で眠れない理由
- 明日のことを考えたまま、1分でできるやり方
- 感じたことを言葉にすると、なぜ「今日できること」が浮かぶのか

準備しても、不安で眠れない
多くの方から、こうしたご相談をいただいています。これまでのお客様の変化はこちらにも掲載しています。
あなたにも、こんなことはありませんか?
- 明日の会議、うまくいかなかったらどうしよう、と考えはじめる
- 送ったメールが、どう返ってくるか気になる
- 寝る前に、明日のことを考えはじめて、止まらなくなる
- 掛け布団をかぶった瞬間、また明日のことが出てくる
そんな時、あなたはどうしていますか? いちばん近いものを、心の中で選んでみてください。
- 失敗しないように、もっと準備する
- うまくいったところを、想像しようとする
- 考えないように、早く寝ようとする
どれも、不安をなんとかしようと、努力していますよね。それなのに、布団に入ると、また明日のことが出てくる。
準備しても不安が消えないのは、脳が緊張状態のままだからかもしれません。明日のことを考えたまま、おでこに手を当てて息を吐き、どう感じたかを言葉にする。大丈夫と感じられたら、今日できることが浮かびます。
脳が緊張状態のままだと
明日のことを考えている時、脳の中では、警報が鳴っているような状態になっています。たとえるなら、火事のサイレンが鳴り続けている感じです。
わたしの講座では、脳を4つに分けて捉えています。気づきの脳、考える脳、感情の脳、感覚の脳です。
不安でいっぱいの時は、感情の脳が働きすぎています。そうすると、考える脳(ロジカル思考)が働きにくくなります。
もっと準備しよう、うまくいったところを想像しよう、早く寝よう。どれも、考える脳でなんとかしようとする方法です。警報が鳴ったままだと、考える脳の出番が来ません。だから、また明日のことが出てくるんです。
| 脳の状態 | 頭の中 | 考えられること |
|---|---|---|
| 緊張状態 | 警報が鳴りっぱなし。うまくいかなかったら、が止まらない | 何をするかが、考えにくい |
| 大丈夫と感じる状態 | 警報がゆるむ。まぁ、なんとかなるかな、と思える | 明日のために、今日できることが浮かぶ |

考えたままでできる1分
YouTubeライブ「考えすぎた日に、自分を立て直す10のメソッド」の第2夜で、みなさんと一緒にやった方法です。
| 順 | やること | ひとこと |
|---|---|---|
| 1 | 明日のことで、いちばん気になっていることを、ひとつ思い浮かべる | 場面を1つだけ |
| 2 | その時の気持ちを選ぶ | 不安、焦り、こわい。直感で |
| 3 | 気持ちに点数をつける | 何も感じない0〜いちばん強い10 |
| 4 | いくつになったらいいか、決める | まぁ、許せるな、くらいの点数 |
| 5 | 手のひらを、おでこに当てる | 明日のことは考えたまま。ゆっくり息を吐いて、1分ほど |
| 6 | 手を離して、もう一度思い浮かべ、点数を見る | 変わった数字が、今日の結果 |
いちばんのポイントは、明日のことを考えたままでいい、ということです。いいことを考えよう、としなくて大丈夫です。
忘れてしまうので、気持ちと点数は、何かにメモしておいてください。
目には見えませんが、これをやることで、脳の中では、緊張状態から、大丈夫と感じる状態に切り替わっていきます。
大丈夫、と感じられたら、「何をするか」が考えられるようになります。そこで、はじめて、明日のために今日できることのアイディアが、浮かんでくるようになります。

どう感じましたか?
おでこに手を当てたあと、どう感じましたか?
軽くなった、あったかい、なんか、ほっとした。どんな言葉でもかまいません。
……出てこない、という方もいると思います。「どうって言われても……」「別に、何も……」。
じつは、ここが、講座でいちばん最初にチェックするところです。感じたことを、言葉で受け取れているかどうか。
ここが止まっていると、どんなに考えても、答えの出ない問いが、ぐるぐるくり返されてしまうんです。
感情に名前をつける研究
感じたことを言葉にすることには、近い研究があります。
アメリカのUCLAのリーバーマン博士らの研究(2007年)では、怒りや怖さを表した顔の写真を見ながら、その感情に合う言葉を選ぶと、写真を見ているだけの時より、脳の警報装置といわれる「扁桃体」の反応が下がった、と報告されています。あわせて、前頭前野の一部の働きが上がっていました。
この研究は、写真を見て言葉を選ぶ形で確かめたものです。おでこに手を当てるやり方そのものを、確かめた研究ではありません。
ある受講生さんの話
毎朝、ワークを書いて、わたしにLINEで送ってくれていた方がいました。
3日目、年下の部長に言われたことが、頭から離れなかった。書こうか、書くまいか迷って、ワークだけ送ってきました。わたしは、「書いてみて、どんな感じですか?」と返しました。
4日目、その方は、部長の言葉を聞いて「なんでそんなこといわれなきゃいけないんだ」と思ったこと、「なんで、この年にまでなって、こんな苦しい思いをしないといけないのか」と思ったことを、書いて送ってくれました。
そこで、その部長の言葉を思い出しながら、おでこに手を当ててみてください、とLINEを返しました。
しばらくして、返信がありました。「なんか囚われていない感じ」「自分が元気だったら、何言われても平気なはず」と思った、と書いてありました。
その方は、自分の気持ち・感情・感じたことの変化を言葉にすることで、心が囚われていた状態から、抜け出すことができたんですね。
※この話は、実際にあった話をもとにしたフィクションです。
言葉にしないのは、脳のクセ
ここで問題なのは、感じたことを言葉にしない人が、とても多いということです。そんな習慣がまったくない、という人もいます。わたしも、そうでした。とくに、ネガティブな感情は、です。
感じたことを言葉にしないのには、理由があります。講座でよく出会うのは、この3つです。
- 小さいころ、ひどく怒られた。言っても聞いてもらえなかった
- 言ったらどう思われるかな、こんなこと言っても愚痴に聞こえるから言わない方がいい、が先に来る
- 何を言っても変わらなかったから、言うのをやめた
3つ目は、サーカスの象のたとえ話とつながります。子どものころ、細い杭につながれていた象は、動こうとしても動けない経験をくり返すうちに、動こうとしなくなる。大人になって足かせを外されても、逃げようとしなくなる。逃げられるのに、というお話です。
どれも、あなたが悪いのではありません。自分を守るために、くり返すうちに、脳のクセになったんです。根っこには、安心して話せる場所がなかった、ということもあります。
クセだから、変えられます。
この記事の内容を、YouTubeライブで一緒にやっています。
8夜でお伝えする10のこと
YouTubeライブでは、実際の講座で教えている10のメソッドを、毎晩20時からお伝えしています。
①「また同じことを考えてる」と気づいたら
②「明日、うまくいかなかったらどうしよう?」
③ 忘れていたはずの嫌な記憶が、ふいによみがえったら
④「昔はできていたのに」と、自分を責めたくなったら
⑤「あの人はできているのに」と、比べて落ち込んだら
⑥ ミスをした直後、何から手をつければいいか分からなくなったら
⑦「わたしには価値がない」と感じる日に
⑧「全部わたしが悪かった」と、抱え込みそうになったら
⑨ 帰り道まで、あのひと言が耳に残っていたら
⑩「仕事ができない人だと思われたかも」と気になったら
この記事は②です。①は、こちらの記事でお伝えしています。
不安で眠れない夜は、考えたままで
明日のことが不安で眠れないのは、準備が足りないからではありません。脳が緊張状態のままだからかもしれません。
- 明日のことを思い浮かべて、気持ちを選び、点数をつける
- 考えたまま、手のひらをおでこに当てて、ゆっくり息を吐く
- どう感じたかを、言葉にする
- 大丈夫と感じられたら、今日できることを、ひとつ決める
最初の3択に、今夜から4つ目ができました。明日のことを考えたまま、おでこに手を当てて、どう感じたかを言葉にすることです。
よくある質問
- 準備しても不安が消えないのは、なぜですか?
-
脳が緊張状態のままだと、考える脳が働きにくくなるからです。準備や想像は、考える脳でなんとかしようとする方法なので、先に緊張をゆるめると、何をするかが考えやすくなります。
- 明日のことを考えながらやって、いいのですか?
-
はい。明日のことは、考えたままで大丈夫です。いいことを考えよう、としなくてかまいません。
- 「どう感じた?」と聞かれても、言葉が出てきません。
-
出てこない方は、とても多いです。講座でいちばん最初にチェックするのも、ここです。言葉にしないのは、自分を守るためにできた脳のクセなので、変えられます。
- 点数が下がらなかった時は、どうすればいいですか?
-
どこから始めるといいかは、人によってちがいます。どの理由が近いかによって、最初にやることが、おでこに手を当てることではない場合もあります。あなたの場合はどこから始めるか、ぐるぐる脳ほぐしセッションで、個別にお伝えしています。
- ぐるぐる脳ほぐしセッションでは、何をしますか?
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まず、いま困っていることをじっくりお聞きします。そのうえで、あなたの状況には何がベストなのかを、一緒に決めていきます。セッションのあとに、あなた専用の「脳のトリセツ」をお作りします。
- これは、医療ですか?
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医療ではありません。眠れない日が続く時や、今、治療が必要かもしれないと感じていらっしゃる時は、まず医療機関へご相談ください。
ぐるぐる脳ほぐしセッション
「わたしの場合は違うんだけど」と思った方もいると思います。どこから始めるといいかは、人によってちがいます。
ぐるぐる脳ほぐしセッションでは、まず、いま困っていることをじっくりお聞きし、あなたの状況には何がベストなのかを、一緒に決めていきます。セッションで何が得られるかは、申込ページの30分の動画で、先にお伝えしています。

※個人の感想であり、成果を保証するものではありません。
※これは医療ではありません。今、治療が必要かもしれないと感じていらっしゃる方は、まず医療機関へご相談ください。


