以前、無理をしすぎて、急に体も心も動かなくなったことがある。
それ以来、「頑張る」ということ自体が、怖い。
でも、頑張らないと、事業が回らない。
どうしたらいいのか、わからない。
この記事でわかること
- 「頑張ることが怖い」という感覚が生まれる、脳の本当の仕組み
- 「頑張らない」でも「気合いで頑張る」でもない、第三の状態があること
- 怖さが出てきた、その場でできる1分のリセット

また、頑張ることが怖くなります
多くの方から、こうしたご相談をいただいています。これまでのお客様の変化はこちらにも掲載しています。
あなたにも、こんなことはありませんか。
✅以前、無理をしすぎて、急に体も心も動かなくなったことがある。
✅それ以来、「頑張ろう」と思うだけで、体がこわばる。
✅かといって、頑張らなければ、事業も、生活も回らない。
✅「頑張らない」自分にも、「気合いで頑張る」自分にも、なりきれない。
これは、あなたの根性が足りないからでも、経営者に向いていないからでもありません。
あなたは、精神的に弱くなったのではありません。見る向きが違っていただけです。
「頑張ることが怖い」のは、脳が過去を覚えているから
予測できない出来事や、限界を超えた出来事が起きたとき、
脳の中では「扁桃体」という部分が強く反応します。
扁桃体が暴走すると、
冷静な判断を司る脳の働きが一時的に弱まり、
体も思考も動かなくなってしまうことがあります。
一度、そうした経験をすると、
脳はそれを「危険な出来事」として、
強く記憶に刻みます。
だからこそ、次に「頑張ろう」とするだけで、
脳は「また、あの時のようになるかもしれない」と、
過敏に反応してしまうのです。
「本当にまた動けなくなったらどうしよう」という
負荷(予測負荷)が高いままだと、
頑張りたい気持ちがあっても、
体がブレーキをかけてしまいます。
ここで大切なのは、
「頑張らない」自分になることでも、
その恐怖を気合いで押し切って
「頑張る」自分になることでもありません。
先に、簡単な”動作”をはさんで、
脳をストレスモードからリラックスモードへ切り替える。
それだけで、
扁桃体の過敏な反応は鎮まっていきます。
恐怖が鎮まったとき、
初めて見えてくるものがあります。
それは、「頑張らなきゃ」という力みではなく、
「これがやりたいから、やる」という、
自然な没頭です。

会社役員のYさんも、そのひとりでした
会社役員のYさんも、そのひとりでした。
10年前、46歳のとき、がむしゃらにやりすぎて、
突然動けなくなったことがあったといいます。
Yさん本当に体が動かない。もう1ミリも動かない。ベッドから出られない
そんな経験をしてから、Yさんはこう話していました。



頑張ることは嫌
実は、わたし自身にも、同じような経験があります。
かつて整体院を経営していたとき、「やらなきゃ」と思っているのに、
体も思考も、まるでフリーズしているように
動かなくなっていったことがありました。
その状態を、当時は「根性が足りない」と勘違いしていたんです。
Yさんは、朝4時に起きて会社に行き、
始業前の1時間は誰もいない現場に立ち、
赤字だった会社を2年で黒字に変えた方でした。
それだけ聞くと、頑張ることが怖いなんて、
想像もつきません。
でも、お話をうかがうたびに、
ずっと引っかかっていることがありました。
Yさんが、何度も
「好きなことがわからない。好きなことを見つけたい」
と口にされることでした。
その言葉の奥にあるものを、
一緒にたどっていきました。
見えてきたのは、好きなことへの憧れではありませんでした。



好きなことなら、頑張らなくてもやってしまう。
でも、頑張ることは、もうしたくない
10年前、自分の限界を超えて頑張りすぎて、
仕事を休まなければならなくなった。
だから、二度とあの状態にはなりたくない――その思いでした。



だから、好きなことを見つけたい、って言ってたんですね
そうお伝えすると、Yさんは、はっとした顔をされました。
Yさんにお伝えしたのは、
「もう一度、頑張る自分になってください」
ということではありませんでした。
まず、その恐怖そのものを、
その場で鎮める方法をお伝えしました。
セッションとセッションの間も、
Yさんは1日3分、
そのとき何を感じたのか、
本当はどうしたいのかを書き出す「叶ってる日記」を、
LINEで送ってくれていました。
気持ちが乱れたときに浮かんでくる質問にも、
そのつど、ひとつひとつお返事していきました。
しばらくして、Yさんはこう話してくれました。



会社のこと、娘のこと、今後のこと、
不安がないわけじゃないけど
切り替えられるようになりました。
環境が変わったわけではありません。
事業の忙しさが減ったわけでもありません。
変わったのは、恐怖が出てきた、その瞬間に、
自分で鎮める方法を持てたことでした。
そして、こんなふうにも言っていました。



好きなことだったら、「がんばろう!」って思わなくても、がんばっちゃうじゃないですかー。そんな感じです。
これは、気合いで自分を奮い立たせる言葉ではありません。
恐怖が鎮まった先に、自然と湧いてくる感覚のことです。


怖さが出てきた、その場で。1分でできる整え方
考えを止めようとするより、
簡単な”動作”を挟んだほうが早いことがあります。
「頑張ろう」とした瞬間に体がこわばる、
そんなときに使える、整え方の流れをお伝えします。
▼▼その場で使える整え方はこちら
| 順 | やること |
|---|---|
| 1 | 今の状況を、短く言葉にする(例:頑張ろうとして体がこわばった) |
| 2 | 今のこわばり・恐怖の強さを、10段階で数値化する |
| 3 | その場で軽く足踏みをしながら、反対の手で膝をポンポンと叩く |
| 4 | そのまま1分、続ける(嫌な気持ちを考えながらでも大丈夫です) |
| 5 | もう一度数値化して、変化を確かめる |
「たった、これだけ?」と感じるかもしれませんが、
感情を気合いで抑え込むのではなく、
仕事の合間にできる簡単な”動作”で、
脳の過剰な反応を鎮めていきます。
まとめ|頑張ることが怖くなった自分の切り替え方
以前、無理をしすぎて動けなくなった経験があること。
それ以来、頑張ることが怖いこと。
どちらも、あなたの根性が足りないからでも、
経営者として、ふさわしくないのでもありません。
脳が、過去の出来事を強く覚えているだけです。
1つ目は、怖さが出てきた、その場で気持ちを整えること。
2つ目は、「頑張らない」でも「気合いで頑張る」でもない、自然な没頭を思い出すこと。
Yさんが、「頑張ることは嫌」という状態から、
自分の言葉で前を向けるようになったように。
頑張ることが怖いことと、
この先ずっと頑張れないことは、同じではありません。
今度、「頑張ろう」として体がこわばった瞬間に、
まずはこの1分を試してみてください。
よくある質問
- 頑張ることが怖くなったというのは、経営者・事業主として失格ということですか?
-
いいえ。むしろ、それだけ真剣に事業と向き合ってきたからこそ、一度の限界超えが強く記憶に刻まれているだけです。プレッシャー、責任感が大きい経営者・事業者だからこその現象です。
- 「頑張らない」ようにした方がいいのでしょうか
-
「頑張らない」自分になることを目指す必要はありません。恐怖が鎮まれば、頑張ろうと力まなくても、自然とやりたいことに没頭できる状態に近づいていきます。
- また同じように、急に動けなくなったらどうしようという不安が消えません
-
その不安自体は、すぐにゼロにはなりません。大切なのは、不安を感じた瞬間に、その場で整えて戻れる状態をつくることです。繰り返すほど、反応は落ち着いていきます。
- 1分試しても、また体がこわばることはありますか
-
あります。こわばること自体をなくすことが目的ではなく、こわばった瞬間に、自分で鎮められる方法を持つことが目的です。
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