こんなお悩みありませんか?
家に帰っても仕事でミスったことを思い出しては反省してしまう
今はもう仲が良いのに子どもの頃に母に口答えして殴られたことを思い出す
人前で話す時に以前に頭真っ白になって全く喋れなかったことが頭に浮かんでくる
新しいことをやろうとすると、昔、人に裏切られたことを思い出す
嫌なことばかり思い出してネガティブになった時にパッと切り替えられる学校や病院では教えてくれないお薬のような対処法を手に入れられます。
嫌なことばかり思い出すメカニズム
脳は、特にネガティブな記憶を
強く保持する傾向があります
これは、わたしたちの祖先が危険を避けて
生き延びるために必要だった仕組みです。
具体的に説明しますね。
扁桃体の活性化
脳の中には「扁桃体」
という部分があります。
これは感情の処理に関わっていて、
特に恐怖や不安に関連する記憶を強く印象づけます。
例えば、昔犬に噛まれたことがあると、
その記憶が強く残っていて、
犬を見るたびに不安になるのです。
嫌なことが起こったとき、
この扁桃体が活発に働いて、
その記憶が強くなります。
海馬の役割
「海馬」という部分は、
短期記憶を長期記憶に
変換する役割を持っています。
これは、まるで大事な写真を
一時的に保存するメモ帳から、
長期保存するための
アルバムに移すようなものです。
ストレスがかかると、
この海馬が過剰に働き、
ネガティブな記憶が
より鮮明に保存されてしまいます。
例えば、
仕事で大きなミスをしたとき、
「しまった〜!!」
と自分でショックを受けた以上に
上司(母親や先生や友達)に
こっぴどく怒られた、とか
バカにされて、めっちゃ落ち込んで
そのストレス度合いが半端なかった場合は、
そのミスの記憶が何度も
思い出されやすくなるのです。
前頭前皮質の影響
「前頭前皮質」という部分は、
理性的な判断や思考に関わります。
これは、わたしたちが
冷静に物事を考えるときに使う部分です。
しかし、ストレスや不安が強いと、
この部分の働きが弱まってしまいます。
そうすると、ネガティブな記憶が
繰り返し思い出されやすくなります。
なぜかというと
冷静で理性的な判断力を発揮する
前頭前皮質は以下の3つの理由で
ストレスの影響を受けるからです。
1.ストレスホルモンの影響
スレトスを感じると、脳というエンジンが
オーバーヒートを起こしたようになります。
ストレスを感じると、
体内で「コルチゾール」という
ストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールは、
短い間なら、わたしたちを守るために役立ちますが
長い間にたくさん出続けると、
前頭前皮質の機能を弱めてしまいます。
オーバーヒートした状態では
普段の走りはできませんよね。
2.エネルギーの再配分
ストレスがかかるということは
今月結婚式とお葬式が重なって
家計が緊急事態になったときに、
家計を切り詰めつつも
貯金を切り崩してしのぐような状況です。
つまり、脳は「戦うか逃げるか」
の反応を優先します。
これは、危険から身を守るための自然な反応です。
ストレスがかかると、
脳は前頭前皮質からエネルギーや注意を奪い、
より原始的な脳の部分(例えば、扁桃体)に
再配分します。
これによって、前頭前皮質の働きが
一時的に弱くなります
3.慢性的なストレスの影響
長い間ストレスが続くということは
重い荷物を持ち続けていると、
最初は頑張れても、
徐々に腕が疲れて持てなくなってしまう
ようなものです。
前頭前皮質の神経細胞にダメージが
与えられることがあります。
長期間にわたるストレスは、
前頭前皮質の働きを持続的に低下させ、
冷静な判断や計画を立てる能力を損ないます。
結局何を言いたいのか、というと
嫌なことばかり思い出すメカニズムは
生き延びるために必要な仕組みだから
なくてはならないものだから
その「嫌なことばかり思い出すモード」を
パチンと切り替えることで
「嫌なことばかり思い出す」は
なくなるということを言いたいんです。
急に昔の嫌なことを思い出した時の対処法3選
今までの脳の仕組みから編み出した
嫌なことばかり思い出す時の対処法を3つご紹介します。
1.大きく息を吐いて、吐き切ったら吸うを繰り返す
1.2.3.4.5 で吐いて、1.2.3.4.5で吸うを6回ほど
繰り返します。
あえて5までの数を呈示したのは
その数を数えながら、息を吐くことで
頭の中の嫌なことを薄くすることが
できるからです。
これを6回で約1分です。
だいたい1分で心拍も落ち着いてきます。
心拍が落ち着くと、気持ちも自律神経も落ち着きます
2.思い出した嫌なことをだまし絵風に見る
いきなり、ポジティブに切り替えることはありません。
だまし絵だと思って、別なように見えるとしたら
何に見えるんだろう?
と、考えてみることです。
老婆と貴婦人というだまし絵をご存知ですか?
これは、老婆にしか見えない !
と思っていたのに
「貴婦人に見えるのか〜」と思って見ると
そう見えてきます。
そうなると、今度は老婆には見えなくなってきます。
ふだんから、こんな遊びをしておくと
嫌なことを思い出してもすぐに切り替えられます。
3.身体を動かして気分転換する
身体を動かすと、
エンドルフィンという幸福ホルモンが分泌され、
気分が明るくなります。
また、運動によって脳の血流が良くなり、
思考もクリアになります。
嫌なことを忘れやすくなるでしょう。
脳科学メンタルカウンセリングの8回コースでは
超簡単な身体の動きで
脳を変える方法もお伝えしていますので
興味がある方は体験セッションで詳しくお話しますね!
救急車のサイレンを聞くと立っていられなかった過去
今では、こんな記事を書いているわたし自身も
嫌なことを思い出して
立っていられなくなることがありました。
それが、脳のパターン認識を変えることで
全然平気になったんです!
娘が小学校の時、大きな事故に遭い
ドクターヘリで運ばれました。
わたしも、仕事場から駆けつけ
救急車に乗って出発を待っていたのですが
中々出発しません。
理由を聞くと
救急車では間に合わないかもしれないから
ドクターヘリを呼ぶからとのこと
車内で、呼んでも答えない娘の横で
「大丈夫だよー」声をかけながら
しばらくじっと座っていることしかできませんでした。
その時から救急車のサイレンを聞くと
その時のいてもたってもいられない状況が
蘇るのです。
娘が元気になってからも
ふと、救急車のサイレンを聞くと
足の力が抜けて、涙が出てしまいました。
そんな日はどっと落ち込んで
1日、元気が出ずに過ごす
そんな日々でした。
それから、2年後に
脳のパターン認識を変える
方法に出会ったんです。
実際に、朝、出社した時に
救急車に出会ってしまい
ひとりで会社に入って
うずくまってしまった時に
使ってみました。
そしたら、
その時の不安で居たたまれなかった感じが
スーッとなくなっていったんです。
その時から
何度か付き添いで救急車に乗りましたが
どっと落ち込んでしまうことはなくなりました。
雷が鳴ると、トイレにこもりたくなったMさんの話
セッションで、
雷が平気になったMさんのケースも
本人がキョトンとする位変わりました。
Mさんは、雷がなると
何をやっていても、どこにいても
トイレにこもりたくなる人でした。
人には言わずに30年以上過ごしてきました。
トイレにこもると
四角を柱に囲まれているから
安心感を感じるんだそうです。
トイレに入って
右よし、左よし、前も後もよし
上もよし
と、指さし確認して
少し落ち着く状況でした。
困るのは仕事の時で
セラピストさんなので
施術中にトイレにこもるわけにはいかない
それでも、そわそわが止まらない
挙動不審になる
自分では止められない
YouTubeで雷の音を聞いても
そわそわする
人に言えず、
なんとかやり過ごしてきました。
セッションで
「雷がなっても平気で居たい」
とゴール設定して
脳のパターン認識を
切り替える身体の動きを
取り入れていきました。
すると、不思議なことに
その場でYouTubeの雷の音を聞いても
「いや、別に、なんとも」
と、なっていたのです。
後日談として
「この前の雷の時も平気でしたー」
というメッセージをもらいました。
まとめ:嫌なことを思い出してもネガティブにならずに済む技術
急に昔の嫌なことを思い出してしまった時は
この3つの技術を使ってみてくださいね!
・大きく息を吐いて、吐き切ったら吸うを繰り返す
・思い出した嫌なことをだまし絵風に見る
・身体を動かして気分転換する
これらの対処法を実践することで
嫌なことが頭に浮かんでも
そのイメージに引きずられず
日常に戻ることができます。
だだ、嫌なことを自動的に思い出してしまう
癖がついてしまっている場合は
これらの対処法では
根本的な解決にはなりません。
強力なネガティブ記憶を思い出す癖がある人は
脳科学メンタルカウンセリング無料体験セッションで
その根っこにある脳のパターン認識を変える技術を
習得する方法を受け取りにきてくださいね!
詳しくはこちらから
▼▼