
「もっと会社を大きくしよう!って気持ちはあるんですよ。
スタッフの成長だって応援したいし、
次の店舗も出せるなら出したいって、本気で思ってる。
けれども…恥ずかしながら、それを実現するような行動が伴ってないんです。
頭ではやらなきゃって分かってる。
けど、気づいたらまた今日も後回し…。
これって、脳科学で解決できるんですか?



はい、これは、脳科学的に捉えて、対策を打てば、自然に変わっていきますよ。
実はね、意志や根性の問題じゃないんですよ。
脳の“見積もり回路”が、やる価値を低く見積もっちゃってるだけなんです。
この記事のハイライト
・「やる気はあるのに行動できない」の正体は“脳の誤作動”だった!
・脳は「価値−手間」で行動の見積もりをしているが、気分で狂う
・落ち込んでいると“価値”を低く見積もるクセがある
・感情ストレスを整え、司令塔(前頭前野)を復活させよう
・未来の行動シーンをイメージしながら司令塔をはたらかせると、今が変わる!
自分にやる気がないわけじゃない。それでも動けないのはなぜ?
気持ちはあるのに、また今日も後回し…。
本当は動きたいのに、動けない。
こんな毎日が続くと、正直、自分のことが一番イヤになります…。
そんな相談をよくいただきます。
そして、かつての私も、まさにその状態でした。



これって、やっぱり意志が弱いからなんだろうか?
今のわたしなら、こう答えます



答えは NO です。
実はそれ、“あなたのせいじゃない”んです。
脳の電卓は「やる価値−手間」で判断してる
脳って、いつも無意識のうちに“見積もり”をしてるんですよ。
たとえば、こんな風に👇
✅ スタッフ育成? → 失敗したら面倒だな → 後回し
✅ セミナー開催? → 手間かかるし今じゃないかも →明日にしよう
✅ 経営計画の見直し? → あとでやろう
しかもこの見積もり、
感情によっていとも簡単に狂うんです。
落ち込んでいるときほど、
「どうせうまくいかない」って、価値を低く見積もる。
つまり、気分優先モードに入っている脳が、
勝手に「やらない理由」を正当化しちゃってるんです。
自己否定グセが、脳の司令塔を黙らせてしまう
動けないことに罪悪感を感じて、
「自分ってだめだな」って思い始めると、
それがまた行動のブレーキになります。
このループ、ほんと厄介です。
昔から先延ばし癖がある
自分はそういう性格だから
こんなんじゃダメだ…
こんな言葉を自分に向けてばかりいると、
脳の司令塔(前頭前野)が働かなくなるんです。
行動を変えるには、“やるべきこと”ではなく“動ける脳”をつくることから
先延ばし癖のある人に、
「とにかくやりなさい」は逆効果なんです。
私自身も、そういう“がんばれ系アドバイス”を試しては挫折してきました。
必要なのは
「気分」に支配されず、
「目的」に戻ってこれる脳回路に切り替えることが大事なんです。
感情ストレスの解放テクは“脳のブレーキ”を3分で解除してくれる
わたしが一番効果を感じたのが、ESR(emotional stress release)脳トレです。
これは、感情ストレスを3分で整えて、
脳の“司令塔”をもう一度起こす方法。
やることはすごくシンプル。
①額に手を当てて、呼吸する
②「俺はいつも後回しするよな」とぼやく
③答えが出なくてもOK。ただおでこに手を当てる


そうすることで、
脳の中で暴走してた「気分寄りの見積もり」が落ち着いて、
「いま、何を選ぶのがベストか?」が自然と見えてくるんです。
未来の自分から“指示”をもらうと今の一歩が軽くなる
わたしが本当に驚いたのは、ESR脳トレ未来バージョンです。
実際に行動している未来の自分を頭の中で動画でイメージします。
スタッフと机をはさんで向かい合って、手元には研修プランを用意したパソコンを置き、湯気の立つマグカップを手にしながら、「じゃあ、来週の水曜日の12時ってことで」と予定を擦り合わせている。
こんな、“映画の予告編”を、先に脳に見せるんです。
すると不思議と、その未来に向けて動きたくなる、のが脳なんです。
これは「If–Then(もし◯◯なら△△する)」という脳の反応を活かしていて、
たとえば…
✅スマホを開いたら、1分だけ外を見る
✅歯磨きが終わったら、肩回し3回
こういう簡単な動作と紐づけると、自然と動き出せます。
実際に“脳が切り替わった”整体院経営者のYさんの変化
福岡県の整体院を経営するYさん(48歳)も、
まさに同じ悩みを抱えていました。



現状には満足していないけれど、
多店舗展開もしたいし、スタッフ育成もしたい。
けれども、行動が伴ってない自分が恥ずかしいんです。
この言葉…痛いほど分かりますよね。
そんなYさんも、トレーニング開始から1ヶ月で変化しました。



スタッフとの関わり方が変わって、
研修計画を任せられるようになってきたんです。
「まずは1歩だけ動ける脳」に整えることで、
ビジョンが実行フェーズに入っていったんです。
まとめ:「もう、また今度」を卒業しよう
ここまで読んでくれたあなたは、
「やる気はあるのに行動できない」その本当の理由を、
もう見つけていますよね。
あなたの中に“行動する力”はちゃんとあるんです。
けれども、行動スイッチを押す代わりに
「また今度ボタン」が自動的に
押されてしまっているだけなんです。


だったら、
今ここで【その行動スイッチをONにするチャンス】をつかみませんか?
「また今度」を卒業する第一歩は、この1分から。
気がつけば後回し、
やらなきゃと思っているのに進まない…。
その“見えない壁”を脳の内側から見つけ出すのが、
今回の【先延ばしタイプ診断】です。
あなたの「行動のスイッチ」は、
どこにあるのか?
なぜ止まっていたのか?が見えてきます。
よくある質問
- やる気があるのに先延ばししてしまうのは甘えですか?
-
甘えではなく、脳の防衛反応です。
脳は不安や恐怖などの感情ストレスが強いと、「動かない選択」の方が安全だと判断します。
このとき、前頭前野という“司令塔”の働きが弱まってしまうため、行動よりも回避を優先してしまうのです。
自分を責めるより、まず脳の状態を整えることが第一歩です。 - やる気があるのに行動できないときはどうすればいいですか?
-
未来の成功シーンを脳に“予告編”として見せてあげましょう。
たとえば、行動できた後の自分を30秒だけイメージしてみてください。
「明日の朝、報告書を出し終えた自分が、ホッとしてコーヒーを飲んでいる」といったイメージです。
この“ESR未来ワーク”は、脳にとって行動の強いトリガーになります。 - やる気が出ないときでも無理して動いた方がいいですか?
-
無理をするより、まず感情ストレスを整える方が効果的です。感情が乱れたまま無理に行動しようとすると、かえって自己否定が強くなり、次の行動が遠のいてしまいます。
まずは、深呼吸やESR(感情ストレス解放)などで“今ここ”に意識を戻すことから始めましょう。 - 「やる気はあるのに行動できない」状態が続くとどうなりますか?
-
自己肯定感の低下と行動への恐怖が強くなり、慢性化する可能性があります。「行動できない自分=ダメな人間」という思い込みが蓄積されていくと、脳が“挑戦すること自体”を避けるようになります。
これが長期的なモチベーション低下や、うつ状態につながることもあるため、早めに対処することが大切です。 - やる気があるのに動けない人におすすめの対処法はありますか?
-
脳の“見積もり回路”を整えるESR脳トレと、未来イメージの活用が有効です。
- 感情ストレスを整える「ESR」
- 行動後の30秒未来を描く「未来ワーク」
- If–Thenルールで行動トリガーを自動化
この3つを日常に取り入れるだけで、驚くほど行動力が変わります。
- 感情ストレスを整える「ESR」





