上司からは
常に結果を求められ
部下は
思うように動いてくれない。
何をしても
上手くいかない気がして、
正直もう限界だと思ってる。
昔は
あんなに自信があったのに
今は『もう自分には無理だ』
って思いが頭から離れない。
これって病気なのかな…?
それは、本当に辛いよね。
誰かに話すのも勇気がいるし
一人で抱え込んでしまう
気持ちよくわかるよ。
でも、まず
最初に知ってほしいのは
それが病気じゃなく
脳のクセから来ていることなんだ。
こんな気持ちになっていませんか?
✅昔は自信があったのに、今はどんなに頑張っても「何をやってもダメなんじゃないか」という気持ちになってしまう。
✅昔は「俺だってできる」と思えていたのに、今では「自分なんてどうせ…」と負け犬根性で挑戦しようという気にもなれない
✅周りがどんどん成果を出していく中で、自分だけ取り残されているようで、「おちぶれた」と感じる瞬間が多くなった。
この記事を読むと、マイナス思考が止まらないときにどうすればよいか、
そして、どうやって少しずつ前向きな気持ちを取り戻していけるか、がわかります。
すぐに、全てが変わるわけではありませんが、脳の仕組みを知れば、確実に変えていけるポイントもわかります
マイナス思考が止まらないのは病気ではなく脳のクセ
メンタくん、
まず知ってほしいのは、
マイナス思考が止まらないのは
病気じゃなくて
脳のクセってことなんだ。
クセってどういうこと?
例えば、会議中に自分の意見を出したとき、
上司にさらっと否定されることがあったとする。
その瞬間、脳が
やっぱり自分は評価されていない
次もきっと失敗する
と、過去の失敗を引っ張り出して、
どんどん不安な思考に
支配されてしまうんだ。
脳は、
マイナスの経験を
強く記憶していて、
同じようなシチュエーションになると
自動的にネガティブな反応を
引き起こすんだよ。
これが繰り返されると、
脳はその考えが
『正しい』
って勝手に思い込んでしまう。
つまり、脳がネガティブな思考に
慣れてしまっているんだよ。
なるほど…。
それって変えられるの?
もちろん!脳は筋肉みたいなもの。
トレーニングすれば、確実に変えることができるんだ。
なぜ、マイナス思考が止まらないのか?
ストレスが原因で脳の特定部位が過剰反応するメカニズム
脳には『扁桃体』
っていう部分があって、
ここが不安や恐怖に反応するんだ。
仕事でストレスが溜まると、
扁桃体が過敏になって、
少しの失敗でも
『もうダメだ』
って感じるようになる。
これがマイナス思考の引き金になってる。
まさに俺のことじゃん…
責任がある立場でのストレスとプレッシャー
責任がある立場って特にそうだよね。
毎日、上司からの期待や部下を導く責任で、
気づかないうちにストレスが蓄積されていく。
プレッシャーが強いと、
そのストレスが扁桃体を刺激して、
マイナス思考のスパイラルに陥りやすくなるんだよ。
プレッシャー…確かに感じてるかも。
マイナス思考を止める具体的な脳科学メンタルメソッド3ステップ
では、具体的にどうやって脳のクセを変えていけばいいのか。
ここからは、3つのステップで解説していきます
ステップ1 マイナス自動思考に気づく : ワーキングメモリーの確保
まず、一番大事なのは、
自分が今どんな考えをしているのかに
気づくことなんだ。
無意識にマイナスなことを
考えてしまうことが多いけど、
それに『気づく』ことが、
変化の第一歩なんだよ。
考えに気づくって、どういうこと?
例えば、会議中に自分の提案をしているときに、
『この提案、上司にダメ出しされそうだな…』
とか
『失敗するかもしれない』
って考えがふっと浮かんでくること、あるよね?
その瞬間に自分が何を考えているのか、
気づくことがポイントなんだ。
たとえば、
『今、不安になっているな』
とか
『また失敗を怖がっているな』
と、自分を少し引いた視点で観察する感じだよ。
でも、なんで気づかないときがあるの?
それは『脳の前頭前野』と
『ワーキングメモリー』が関係しているんだ。
前頭前野って、
脳の中で計画や判断をする部分なんだけど、
ストレスが溜まると
ここがうまく働かなくなるんだよ。
だから、
自分の考えに気づくことが
難しくなってしまうんだ。
ワーキングメモリーは
その中で情報を
一時的に保持して処理するスペースなんだ。
例えば、パソコンのデスクトップに
たくさんのファイルを開いていると、
動作が遅くなるでしょ?
それと同じように
マイナス思考が次々と湧き上がると
前頭前野のワーキングメモリーが
いっぱいになって
考えを整理したり
自分の考えに気づく
余裕がなくなるんだ。
じゃあ、気づかないのは僕のせいじゃないんだね?
そう、その通り!
気づかないのはあなたのせいじゃなくて、
前頭前野が十分に活性化していなかったり、
ワーキングメモリーの容量が
減っているからなんだよ。
どうすれば
前頭前野を活性化して、
ワーキングメモリーを増やせるの?
前頭前野を活性化するための
方法はいくつかあるよ
例えば:
瞑想やマインドフルネス:今この瞬間に集中することで、前頭前野が活性化し、ワーキングメモリーの容量も増えるんだ。
運動:特に有酸素運動は、脳への血流を促進して、前頭前野の機能を向上させる効果があるよ。
質の良い睡眠:睡眠は脳をリセットして、前頭前野が効率よく働けるようにするんだ。
休憩を取る:作業の合間に適度に休憩を取ることで、前頭前野がリフレッシュされて、ワーキングメモリーが効率的に働くようになるんだ。」
ステップ2 思考の枠を変える : 海馬を活性化
次にやるのは、思考の枠を変えること。
例えば、さっきの会議の例でいえば、
『この提案ダメかも』
って思ったら、
『でもこういう角度から見たら、うまくいくかもしれない』
って新しい視点を見つけることが大切なんだ。
ポジティブに考え直すってこと?
うん、そういうこと。
でも、単にポジティブに考えるだけじゃなくて、
視点を変える練習をすることが重要だよ。
これを『リフレーミング』って言うんだけど、
普段ネガティブに見えていることを、
別の角度から見直す習慣をつけることで、
脳が新しい考え方に慣れてくるんだ。
でも、毎回そう考え直すのって難しいんじゃない?
実は、そこがポイントなんだ。
脳の『海馬』がしっかり働いていると、
リフレーミングもしやすくなるんだ。
でも、海馬がストレスや疲労で弱っていると、
どうしてもネガティブな考えに
引っ張られやすくなるんだよ。
それじゃ、海馬が弱ってたら、
思考の枠を変えるのは難しいってこと?
その通り。
それでも、大丈夫!安心して。
海馬は活性化させることができるんだ。
たとえば、睡眠をしっかり取るとか、
毎日5分でもいいから
リラックスする時間を作ることで、
海馬の機能が回復するんだよ。
だから、ステップ3のリラックス法がここで重要になってくるんだ。
なるほど、海馬を活性化させるためにも、
まずリラックスすることが大事なんだね。
そうそう。
特に、海馬は記憶や学習に関わる部分だから、
日々のストレスや疲れが溜まると、
ネガティブな考えに対して
柔軟に対応できなくなる。
だから、リフレーミングを成功させるためには、
まず海馬を元気にしてあげることが欠かせないんだ。
ステップ3 脳をリラックス状態にしよう : 扁桃体の過活動を鎮める
最後は、脳をリラックス状態にすることが大切だよ。
リラックスしていると、
ワーキングメモリーも働きやすいし、
海馬も活性化しやすい。
逆に、脳が過敏な状態だと、
扁桃体が過剰に反応して
不安や恐怖が強くなり、
冷静に考え直すことが難しくなっちゃうんだ。
リラックスすると、
海馬もワーキングメモリーも働きやすくなるんだ?
その通り。リラックスすることで、
まず、扁桃体が落ち着いて、
ストレスを感じにくくなる。
その状態で初めて、マイナス思考に気づき
変えるための余裕が生まれるんだよ。
結果的に、海馬も活性化して、
ワーキングメモリーも働きやすくなるんだ。
リラックスって、具体的にどうやるの?
深呼吸や瞑想も、
脳をリラックスさせて
扁桃体を落ち着かせることで、
過剰な不安感を和らげ
る重要な手法なんだ。
これだけでマイナス思考を
止めるのは不十分かもしれない。
まずは
『自分は今、何を考えているのか』
を冷静に見つめ直すことが
脳のクセを変えていく第一歩だよ。
さらに、
リラックスしているときは、
ワーキングメモリーも余裕を持って働くから、
冷静に自分の思考を整理できるし、
海馬も元気を取り戻してくれるんだ。
なるほど、リラックスすることで、
いろんな部分が連携して働くんだね。
その通り!!
だから、
最初のステップで
マイナス思考に気づいたら、
すぐに焦らず、
まず深呼吸などでリラックスして
脳を落ち着かせることが大切なんだ。
リラックスすることで、
海馬が活性化し、
思考を柔軟に変えやすくなる。
その結果、ワーキングメモリーも働いて、
考えを整理しやすくなるんだよ。
なるほど、リラックスがすべてをつなげる鍵なんだね。
まさにその通り!リラックスすることが、
マイナス思考を止めるための重要な土台になるんだ。
だから、無理せず、まずは深呼吸から始めてみよう。
深呼吸や瞑想は、
近年、世界中のビジネスリーダーたちも、このメソッドを取り入れている。
例えば、AppleのCEOや
Googleの幹部たちが取り入れている
『マインドフルネス瞑想』も、その一例だ。
1日5分の呼吸法だけでも、
あなたの脳は確実にリラックスし、
ストレス反応が和らいで
マイナス思考に
向かわなくなるんだ!
体験談:マイナス思考が止まって仕事への意欲が戻った
Fさん(50代男性会社員千葉県)も、
マイナス思考のループにハマっていました。
あるミスをしたことで
同僚にフォローしてもらってから
自分は仕事ができない方なんじゃないか
会社にとってお荷物になっているんじゃないか
このままおちぶれていくんじゃないか
と、毎日毎日考えて
仕事にも集中できない日々が
3ヶ月ほどつづいていました。
気持ちも前向きにもなれずに
どうしょう、どうしよう
みたいなことばっかりを考えてしまっている
と、言っていました。
Fさんが
脳の仕組みを学び
クセを変える技術を
毎日実践して
1ヶ月後には少しずつ
マイナス思考を
切り替えられるようになった!
と、変化を実感していました。
2ヶ月後には
会社にいることの無力感が
俺がやらなきゃ、誰がやるんだ
という使命感が溢れてきて
3ヶ月後には
逆境であっても、感情は前向きに
持てるようになったし
上手くいっている時でも
調子にのってハイテンションになり過ぎず
落ち着いていられるようになりました
と、話してくれました。
※個人の感想であり成果を保証するものではありません
マイナス思考を今日から止める一番簡単な方法
マイナス思考を、今日からとめる
一番簡単な方法は
マイナス、プラスを思考につけない
その思考がマイナス
「良くない・悪い」
この思考はプラス
「良い」
この「良い」か「悪い」かで
判断していると
前に進まないからです。
わたしたちの思考は
基本肯定的意図があります。
今、マイナスに考えてる
と思っても
その奥には
肯定的意図があるんです。
一生懸命準備したプレゼンが
上手くいかなかった時
もう、俺はダメだ
と、マイナスに考えるかもしれませんが
その奥には
プレゼンを成功させたい
という肯定的な意図がある
ということを忘れないでください。
「良い」「悪い」でジャッジすることを
一旦棚に上げて
自分は、何を目指し
どうなりたいのか?
に立ち戻って
心を立て直す
そうすれば、マイナス思考も
目的に向かう原動力になりますよね!
「そんな風に思えない」
と、思う方ははステップ1〜3を
もう一度読んで
脳のクセ(パターン認識)を
変えることに挑戦してみましょう!
FAQ:読者のよくある疑問(メンタくんの知恵袋)
本当にマイナス思考が止まらないのは病気ではないのか?
マイナス思考が止まらないからといって、
必ずしも病気とは限らないよ。
脳のクセが原因で
ネガティブな考えに支配されているだけのこともあるからです。
もちろん、深刻な場合は
専門家に相談することが大切だけど、
日常的なストレスが原因のことも多いんだよ。
自分だけでは対処できないときはどうしたらいい?
マイナス思考のループが止まらない時は
「自分1人ではどうしようもなかった」
というクライアントさんが多いです。
カウンセリングやコーチングなどの
専門家に相談しましょう。
自分では気づかない脳のクセを
一緒に見直して
前向きに考えるためのサポートを受けられます。
1人で悩んでいないで
相談する勇気をもって
まず一歩、前に進みましょう。
まとめ:マイナス思考が止まらない脳のクセを変え、前向きな自分へ
マイナス思考が止まらないのは
病気ではなく
マイナスに考える脳のクセのことも多い
というお話をしてきました。
クセ=習慣なので、変えられます。
ただ、時間はかかります。
習慣は、時間をかけて
脳にその回路がつくられるからです。
そのために脳の仕組みを理解して実践する
ステップ1から3をご紹介しました。
ステップ1 マイナス自動思考に気づく : ワーキングメモリーの確保
ステップ2 思考の枠を変える : 海馬を活性化
ステップ3 脳をリラックス状態にしよう : 扁桃体の過活動を鎮める
なぜ、脳の仕組みの話をしたかというと
マイナス思考に紐づくマイナス感情を
取っ払いたかったからです
あなたが「悪い」のではなく
脳の状態が「マイナス」に考える
前頭前野・海魔・扁桃体の非常事態
なのであって
マイナス感情をもつ必要はないからです。
自分を責めないでほしいんです。
だから、脳の非常事態を終了させて
脳のクセを変えていきましょう!!
どうしても、時間がかかるのは避けたい
なるべく早く脳のクセを変えたい
という方は
「脳のクセ(パターン認識)」を
変える技術を身につけてみませんか?
詳しくはこちらの小冊子にまとめましたので
ダウンロードして読んでみてくださいね
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