
“変わりたいのに変われない”って、最近すごく焦ってて…。
ちゃんと努力してるつもりなのに
気づくとまた同じところをグルグル回ってる感じがするんだ。



その気持ち、よくわかります。
大丈夫ですよ。
実はね、変われないのは意志の問題じゃなくて
“脳”や“思考の土台”が整っていないことが原因なんです。
今日は、その土台をどう整えればいいのか、一緒に見ていきましょう。
「変わりたいのに変われない」理由──変化が根づく“思考の土台”とは?


気がつけば、またいつもの自分に戻っている。
変わりたい気持ちは本物なのに、何かが空回りしてしまう──
その理由は
決して意志や努力の問題ではありません。
本当に大切なのは、
“変化を受け入れる思考の土台”が整っているかどうか。
心理学や脳科学でも明らかになっていますが
自分に対するネガティブな認知が強いと
「やっても無駄かも」
「自分には無理だ」
と感じてしまい
脳が変化を“ストレス”として処理してしまうのです。


どんなに優れた習慣を取り入れても
また続かないかもしれない
失敗するかも
そんな思いがよぎるうちは
脳は無意識に“元の状態”に戻ろうとします。
だからこそ、必要なのは
「それでも、やってみよう」
と思える小さな“心の下地”を育てる事。
たとえば──
· 今日は目覚ましより少し早く起きられた
· イライラせず、部下の話を最後まで聞けた
そんな、ちょっとした“できた”の積み重ねが
思考の土台を静かに耕し
変化を自然に受け入れられる心を育ててくれます。
「変わる」とは“劇的な改革”じゃない──50代からの“自然な変わり方”
変化に成功した人たちの多くは、
「最初からすべてを変えようとしなかった」
という共通点を持っています。
変化のスタートに必要なのは
大きな決断や派手なアクションではなく
「昨日と少し違う選択をしてみること」。
たとえば…
・いつもなら結論を急ぐ場面で、あえて10秒だけ沈黙してみる
・「今日はもう頑張らなくていい」と自分に許可を出す
こうした小さな行動が
変化の“きっかけ”となり
ある日ふと、「最近ちょっと楽かも」
と感じられるようになります。
その“感覚”が育つと
やがて「変われた実感」へとつながっていくんです。
とはいえ、行動だけでは続きません。
本当に大切なのは
その変化を“自分ごと”としてとらえ直すこと。
50代という人生の節目において大切なのは
がむしゃらな努力ではなく、納得しながら進むこと。
他人と比べて焦るのではなく、
「昨日より1つでも手応えを感じられたか?」と
自分に問いかけてみる──
それが、変化の“本当の第一歩”なのです。
そしてその感覚が
やがて「変われた実感」につながっていくんです。
完璧主義だった私が、行動を続けられるようになった理由


実は私自身も、50代を迎える少し前
変わりたいのに変われない…
と感じて悩んでいた時期がありました。
私はもともと
「きちんとしていなければ」「完璧でなければ」と
自分に厳しくなりがちなタイプ。
少しのミスでも「またダメだった」と落ち込み
行動する前から「どうせ続かない」と諦めてしまう。
そんな思考のループにはまっていたのです。
そんなある日
脳科学メンタル総研のやぶざきさんと出会い
「毎日、叶えたいことを書き出す」
というワークを始めました。
書く時間はたった5分。
それでも、気分が乗らなかったり忙しかったりして
書けない日も出てきます。
そんな日があると、「私はまたできなかった」
と自分を責めてしまっていました。
そんなとき、やぶざきさんにこう言われたんです。
たまには、休んでもいいんですよ
そのひと言で、私の中の何かがふっとほどけました。
それからは、「できなかった」ではなく
「今日はお休みしただけ」と捉えるようになったんです。
すると、書けた日は「今日はできた」
書けなかった日は「今日はお休みした」と
気持ちに余白が生まれて
自然と続けられるようになりました。
その経験を通じて、私は「完璧じゃなくていい」と
自分に声をかけるようになりました。
たとえば──
「今日は8割できたらOK」
「始めただけでも、立派な前進」
そんなふうに
意識的にハードルを下げる工夫をしたことで
これまで止まっていた行動も
少しずつ動き出すようになったのです。
完璧じゃなくても、前に進めているという実感。
それが、私にとっての“変われた”という感覚でした。
自分を変える方法は、性格ではなく「視点と順番」を整えることだった



変わるって、性格を変えること?
そう考えてしまう方も多いかもしれません。
実際には
性格を無理に変えようとするほど違和感が大きくなり
続けにくくなるのが現実です。



どうすれば自然に変化できるの?
カギは──
「どこに注目するか(=視点)」と
「どの順番で取り組むか(=ステップ)」
の組み立て方にあります。
たとえば…
・「できていないこと」より「できたこと」に注目する
・「大きな目標」よりも、「次の一歩」に焦点を当ててみる
このように視点と順番を少し変えるだけで
自分へのプレッシャーが軽くなり
行動のハードルもぐっと下がります。
特に、成果や責任が求められる管理職の方にとっては
「根本から変わらねば」
という思いが重荷になることもあるでしょう。
そんな時こそ
「変えやすいところから整えていく」という選択が
現実的で、続けやすく
結果につながりやすい方法なのです。
まとめ──50代からでも、変化は“遅くない”


変わりたい。でも、変われない…
そう感じることがあっても
焦る必要はありません。
大きな変化を求めるよりも
まずは「心の準備」を整える時間にしてみてください。
焦らず、比べず、自分のペースで。
昨日の自分より、ほんの少しでも前に進めたら
それで充分。
その一歩一歩が、やがてあなたらしい変化を生み出し
未来を確実に動かしていきます。
あなた自身の納得感を大切にしながら
これからの10年を“自分の選択”で築いていきませんか?
最後に:
あなたの変化は、まだ始まったばかりです。
もし今、「自分をどう変えていけばいいのか」
がまだはっきり見えていないなら──
次の記事では、
性格を変えずに現実を動かすためのヒントをお伝えします。
「自分を変える方法」が見つからなかった50代へ──性格を変えずに現実を動かす習慣
「このままでいいのか不安」な50代のあなたへ ― 現実が動き出す“5つの習慣”
今のあなたに必要な“次の一歩”が、きっと見つかります。
よくある質問Q&A
- 何から始めたらいいのかわかりません。最初の一歩って、具体的に何をすればいい?
-
まずは「昨日と少し違う選択」をしてみてください。
たとえば「部下の話を最後まで聞いてみる」や「朝5分だけ静かに過ごす」など、
小さな行動の変化が“土台づくり”につながります。 - 性格を変えないと、本当の意味で変われない気がします…。
-
性格を変える必要はありません。
大切なのは「視点」と「順番」を変えること。
「できないこと」より「できたこと」に注目することで、
無理なく自然に変化していけます。 - 管理職として周囲の期待に応え続けるうちに、自分の気持ちが置き去りになっている気がします。
こんな状態でも変われるのでしょうか? -
はい、変われます。
大切なのは、他人の期待ではなく「自分が納得できる小さな行動」を重ねること。
自分の感覚を基準にすることで、変化は自分ごとになり、
無理なく続けられるようになります。



