
「自分を変えたいと思って、本を読んだり
セミナーに参加したりしてきたけれど……
正直、何も変わらなかったんです。
気づけば、また元の自分に戻っていて。
このままでいいのかと不安だけど
どうすれば本当に変われるのか、分からなくて。



メンタ君、これまで変われなかったのは
意志が弱いからでも努力が足りなかったからでもなくて
“脳のしくみ”に合っていない方法を選んでいただけなんです。
性格を無理に変えなくても大丈夫。
今のあなたのままで、現実を少しずつ動かしていける
“脳に合った5つの習慣”、今日はそれをご紹介しますね。
この記事のハイライト
・意志や性格を変える必要はなし。「気合」や「根性」ではなく
脳の特性に合った小さな行動で現実が変わる具体的な5つの習慣を紹介
「このままでいいのか不安」な50代管理職のあなたへ


たくさん本を読んでみた。
セミナーにも行った。
その場では“やる気”になったのに、気づけば日常は変わっていない…
そんな経験、ありませんか?
50代という節目。
部下や家族、役職としての責任──
外から見れば“うまくやっている”ように見える。
けれども、心の奥にはふと
「このままでいいのか?」というざわつきが残る。
今日はそんなあなたに
性格を変えずに現実を動かす “5つの習慣”
をお伝えします。
どれも、“気合”や“根性”はいりません。
今のあなただからこそ、意味がある。そんな習慣です。
「このままでいいのか不安」から脱出できた私の話
たとえば、50代になった私自身がそうでした。
このまま定年まで、やりがいのない仕事をして
つまらない毎日を繰り返すのか…
かつての私は、そんな焦りと虚しさを感じていました。
変わらなきゃと思って
自己啓発の本を何冊も読み
セミナーにも参加しました。
──正直、何も変わらなかったんです。
そんな私が本当に変わり始めたのは、
「書き出す」というシンプルなことを、毎日続けるようになってから。
- 私はどうなりたいのか?
- 私が本当にやってみたいことは何なのか?
これを毎日、メモに書き続けました。
続けるうちに、
少しずつですが自分の中で変化が起きたんです。
「どうなりたいのか」「今やるべきこと」
がだんだん明確になり
不思議と、行動も変わっていきました。
気づけば、今は「つまらない毎日」とは無縁です。
今、私はリサーチャーという仕事にやりがいを感じ
心から納得できる毎日を送っています。
①「このままでいいのか不安」を言葉にする ── まずは“なぜ変わりたいのか?”を書き出す
頭の中でぐるぐる考えてばかりいませんか?
そんなときは、書き出すことから始めてください。
たとえば…
・どこに限界を感じているのか?
・本当はどんな未来を望んでいるのか?
・何が「不安」の正体なのか?
媒体は何でも構いません。
スマホのメモでも、手帳の隅でも、裏紙でもいいんです。
脳は、「言葉として出された情報」を
優先的に処理する性質があります。
つまり、“書く”ことで、
頭の中のモヤモヤが「見える対象」へと変わるんです。
たとえるなら、曇った眼鏡を拭くようなもの。
書くことで、自分の感情の正体が見えてきます。
② 小さな成功体験を毎日つくる
50代にとって、最も効果的なのは
“一発逆転”ではなく
“日々の小さな達成感”です。
たとえば──
・朝、自分から部下に挨拶してみる
・1行だけ、今日の予定を書いてみる
・通勤中に1ページだけ本を読んでみる



たったこれだけ?
この「できた」の積み重ねが
「自分はまだ変われる」と脳に記憶されていくんです。
完璧を目指すのではなく、5分以内でできることを。
それだけで、脳は“変化に前向き”になっていきます。
③「このままでいいのか不安」を突破するには──環境を少しだけ変えてみる
脳には“ホメオスタシス”という、
「変化を避けて現状維持を好む」性質があります。
だからこそ
環境をちょっとだけ変えることが有効です。
たとえば…
・オフィスの座席を一つずらしてみる
・通勤ルートを変えてみる
・新しいノートやペンを使ってみる
・いつもと逆順で会議資料を読んでみる
小さな違和感が、脳に新しい刺激となり、
「いつも通り」のパターンを崩してくれます。
煮詰まったときは
場所を変える
道を変える
言葉を変える
この3つのどれかを意識してみてください。
④ 否定の声が出たときの“回復ルート”を決めておく
また続かないかもしれない
自分には無理なんじゃないか
そんな声が、ふと頭に浮かぶことはありませんか?
実はそれ、脳の“防衛本能”なんです。


扁桃体(へんとうたい)という部分が
“変化=危険”
と認識してブレーキをかけてくる。
だからこそ大切なのは
その声に飲まれないように
“回復ルート”を先に用意しておくこと。
たとえば…
・深呼吸を3回してリセット
・感情を1行だけ書く
・信頼できる人に5分だけ話す
・3分だけ散歩する
「自己否定→無気力」という負のループを断ち切るには
「否定の声が出たらこうする」という
“処方箋”を決めておくことがカギです。
⑤ 振り返りの言語化
最後に、変化を定着させるカギが
「振り返り」です。
1週間に一度、たった3分でもいい。
今週できたことを「言葉で」書き出してみてください。
たとえば…
・今週は1日だけ早起きできた
・部下の話を最後まで遮らずに聞けた
・1ページだけでも本が読めた
ポイントは、「できなかったこと」ではなく、
“できたこと”にフォーカスすること。
「反省」では、脳が委縮します。
一方「気づき」は、脳に“次の選択肢”を育ててくれます。
最後に:


もし、どれか一つでも「やってみようかな」と思えたなら
あなたの中で“何かが動き始めた”ということです。
この先の未来は、
「大きな決意」ではなく
「小さな習慣」がつくっていきます。
どうか焦らず、自分のペースで。
あなたの歩みは、確かに前に進んでいます。
今まで変わろうと思って
本を読んだりセミナーに参加しても変われなかった。
「変わりたいのに変われない」
そんな思いを抱えてきたあなたに
もう一つお伝えしたいことがあります。
なぜ、これまで変われなかったのか?
その答えを知りたい方は
こちらの記事もぜひご覧ください。
・「自分を変える方法」が見つからなかった50代へ──性格を変えずに現実を動かす習慣
・変わりたいのに変われない50代のあなたへ──“思考の整え方”で現実は動き出す
よくある質問Q&A
- 5つの習慣、全部できそうにありません。1つだけでも効果はありますか?
-
もちろんです。
むしろ、1つだけを“やってみようかな”と思えたなら、それが最初の一歩です。脳は「変化が起きた」と感じた瞬間から、少しずつ動き始めます。
大切なのは、完璧より“前に進む感覚”。1つだけで十分です。 - これまでにもいろいろ試してダメだったのに、本当に変われるんでしょうか?
-
それは、あなたがダメだったのではなく、
“脳の仕組みに合っていない方法”を選んでいた可能性があります。この習慣は、「性格を変えない」「意志力に頼らない」ことを前提に作られています。
だからこそ、50代からでも“自然に”変化が始まるのです。 - 忙しくて時間が取れません。そんな私でもできますか?
-
はい。むしろ“忙しい人ほど、効果を感じやすい習慣”です。
紹介した習慣の多くは「5分以内」でできるものばかり。
たとえば「通勤中に1ページ読む」「予定を1行だけ書く」など、
日常のスキマに差し込める工夫がされています。
習慣は“量より頻度”です。無理なく取り入れてみてください。



