こんなことありませんか?
何をするのも億劫で動く気になれない
1日何もしなくていい世界に生きたい
何もかも捨てていなくなりたい
もっとキラキラしている自分になりたいけど
そこにいく気力は今はない
気力がわかない時の対処法を実際に無気力状態から1ヶ月で脱出したHさんの事例を置き換えることができます
気力がわかない時の対処法
原因は考えない
気力がわかない時は
なんで、こんなに気力がわかないんだろう?
なさけないなぁ
と自分を責めないことです。
気力がわかない
原因探しをして
原因が判明したとしても
その時に考えられる原因が
どうしようもないことだと
さらにドツボにハマるからです。
ポジティブを目指さない
気力がわかないと
もっとポジティブになろう
と、考えますが
そもそも気力が湧かない時に
頭で「ポジティブ」を目指しても
体がついていきません。
行動が伴わない自分を
余計に責めることになるので
「ポジティブ」は目指しません。
気力がわかない原因とは?
原因を探ってはいけない
というお話をしましたが
以下の3つは、
脳科学的なアプローチで
気力がわかない原因をまとめました。
気力がわかないのは
あなたのせいではなく
脳・体の働きだから
打つ手はまだある!!
ということがわかっていただけると
思います。
心身の疲労が原因の場合
心身の疲労が原因で
気力がわかない場合
過労や睡眠不足が
積み重なっていることも考えられます。
夜中に何度も目が覚めてしまう
寝ても疲れが取れない
という症状も
心身の疲れからきている
こともあります。
この心身の疲れで
脳のエネルギー供給量が
減ってしまって
脳は全身への適切な指令を
出せなくなります。
脳の中でも
疲労がたまると
前頭前野のはたらきが落ちます。
その結果、
集中力や注意力が落ちたり
意欲・気力が湧かなくなります。
また、十分な休息が取れないと、
脳の修復機能が働かず、
神経細胞の再生が妨げられます。
その結果、気力が回復せず、
無気力状態が続くといわれています。
不規則な生活習慣が原因の場合
不規則な生活習慣も、
気力低下の大きな原因です。
食事の時間がバラバラ
寝る時間が毎日違う
運動不足
などが重なると
体内のリズムが崩れてしまいます。
体内のリズムが崩れると
睡眠、食欲、などの生理機能を
左右するホルモンの分泌の
バランスが崩れます。
睡眠ホルモンである
メラトニンの分泌が抑えられ
ストレスホルモンの
コルチゾールの分泌が増えます。
これによって
心身が休まらず
気力が湧かなくなります。
ストレスや心理的な原因
ストレスや心理的な負担も、
気力を奪う大きな要因です。
仕事や家庭、対人関係で感じる
プレッシャーが積み重なり、
心が疲弊してしまうことがあります。
脳はストレスを感じると
コルチゾールなどの
ストレスホルモンを出します。
これで一時的に活性化するのですが
長期にわたると
海馬(記憶を司る部分)や
前頭前野の働きが低くなり
感情のコントロールが
難しくなります。
これで、不安や抑うつ状態が
引き起こされて
気力が著しく低下します。
慢性的ストレスは
脳の神経細胞を破壊し
新しい神経細胞の
生成を妨げるため
長期的な無気力状態に
つながります。
いかがでしたか?
気力がわかないのは
あなたのせいではない
ということを理解していただけましたか?
無気力から脱出するためのファーストステップ
現状を受け止める
まずは、今の自分の状態を
受け止めることから始めましょう。
ここで注意して欲しいのが
「受け入れる」ではなく
「受け止める」ことです。
無気力な自分、
気力がわかない自分を
受け入れるのは難しいです。
納得なんてできません。
だけれども、
今の現状を「受け止める」ことが
まずはスタートです。
熱が出て、頭が重い、痛い時
まず、体温計で熱を計るのと同じです。
37度か〜
39度2分か〜
と、計って、数値を認識する
それが受け止める
ということです。
自分を責めない
気力がわかない時に
自分を責めるのはやめましょう。
自分をせめてしまうと
さらに無気力のループに
落ちていきます。
自分を責めることで
脳にはストレスを
与えていることですからね。
1ヶ月で無気力状態から脱出したHさんの場合
実際に1ヶ月で、無気力状態を
脱出したケースをご紹介します。
朝、子供達を送り出したらそのまま寝ていた日々
小学生・幼稚園児のママのHさんは
週に3日のパートの仕事をしていました。
仕事が休みの日は
子供達を送り出したら
すぐに寝る
とことん寝る
何を調べるわけでもないけれど
携帯をずっと触っている
やることは色々あるのに
動けない毎日でした。
動かない自分に
居心地が悪いはずなのに
ダラダラの自分に
負けてしまう
頑張る自分にも
負けてしまって
前は、
「やんなきゃいけない」
でやってたことも
やんなきゃいけないって
思ってるのに
動けない
1日中、何もしなくていい世界に
行きたいと思うようになり
ポジティブなことにも
憧れなくなった
もっと
キラキラしている自分に
なりたい
けれど
そこにいく気力が
わかない
という状況でした
すぐに手に届くところに発見した可能性
環境が変われば
何か変わるかもしれない
と、思って
転職もしたし
家も引越しをした
けれども
気力がわいてこない
学生時代
社会人になってから
結婚出産してから
今までのことを
振り返って
話をすることで
あることに気づいたんです。
全部
人の目を気にしていた
人の意見に振り回されていた
ということに気づいたので
脳のパターン認識を
変える技術を身につける講座を
スタートしました。
無気力脱出のための3つのステップ
Hさんが実践した
無気力から脱出するための
3つのステップはこちらです。
1.感情の言語化
自分の感情を言葉にします。
最初は自分では
言葉にするのが難しいので
この中から
選んでもらいました。
感情に
正解不正解はないので
どれでもいいんです。
もやもやして
なんだかわからないものを
言葉にした瞬間に
その感情を
冷静にみることができる
ようになります。
そっかー、罪悪感だったんだ
とか
緊張してたんだ、わたし
と、
自分を受け止めることが
できます。
まず、受け止めることが
大事なので
このワークを提案しました。
2.感情のゴール設定
つぎは、
どんな感情になっていたいか?
感情のゴール設定をします。
どの感情になっていたいかを
決める
これが
感情のゴール設定です。
なっていたい「感情のゴール」を決めると
無気力になりそうな時
それを思い出すだけでも
自分を引き戻すことができるからです。
マイクロゴール設定
次は、何を「する」か?
の行動のゴールを決めます。
ポイントは
超、具体的に、細かく決める
ことです。
買い物に行く
よりも
お気に入りの靴下を買いに行く
夕飯をつくる
よりも
子供に野菜たっぷりの夕食をつくる
カレーをつくる
よりも
にんじんとじゃがいもを切る
という感じで
細かく言語化します。
これは、
決めたことを実践することが
自分の自信につながる
ということの
自信貯金にもなるので
細かく、マイクロゴールを
設定することを
おすすめしています。
この3つのステップを踏んだHさんは
1ヶ月後には
このように話してくれました。
子供達を送り出して
横になりたいと思っていたが
ごろんとなったとしても
ちょっとして、すぐに起き上がる
動ける気力があると感じるようになり
心が穏やかな分
満たされている分、
何しようという
気力がわいてくるように
なっています。
まとめ:気力がわかない時の対処法は繰り返すことで威力を発揮する!
気力がわかないときの
対処法としては
まず、
自己流の原因追求をして
自分を責めない
ことでしたね。
そして、
いきなり、ポジティブを目指そうとしない
ことです。
自分の感情を受け止めて
感情のゴールを設定して
細かい行動のゴールを決めて
やってみる。
これを、積み重ねること。
1回や2回やっただけでは
変わりません。
今まで、心と脳を
すり減らしてきたので
そんなにすぐには
復活してくれないんです。
実際に
自分の感情との葛藤もあります。
元の自分に引き戻されそうになります。
そんな時は
脳のパターン認識を変えると
案外簡単にクリアできます。
脳のパターン認識の変え方は
こちらの小冊子で解説していますので
読んでみてくださいね。