やる気が続かない50代管理職へ|「もっとやれるのに動けない自分」を変える脳のスイッチ3選

やる気 続かない
やる気 続かない
メンタくん

やる気がないわけじゃないんです。
“よし、やろう”と思う瞬間はあるし、最初の一歩も出せる。
だけど、気づけばまた止まってるんです。
若い頃はもっと動けてたのに、最近は考えすぎてしまって…。
正直、自分でも情けなく感じることがあります。

脳科学メンタル総研リサーチャー みすず

それは意志の弱さではありません。
脳の“クセ”がブレーキをかけているだけなんです。
大丈夫。脳の特性に合った方法を使えば、行動は変わります。
今日はそのための“3つのスイッチ”をご紹介しますね。

目次
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この記事のハイライト

・続かないのは意志が弱いからではなく、脳の「無意識のクセ」による反応。
・「完璧主義・気分優先・後回し習慣」タイプが、やる気のブレーキになる。
・脳は変化をストレスと捉えるため、前向きなことでも現状維持に引き戻そうとする。
・解決の鍵は「やる気」ではなく、「脳に合った仕組み・環境・設計」である。

やる気が続かない50代が無意識に陥りがちな“脳のクセ”

やる気はあるのに、なぜか続かない、動けない…


そんな悩みの背景には
50代ならではの“脳のクセ”が関係しています。


特に、経験や責任を重ねてきた方ほど
行動を止める無意識のパターンが
脳に根づきやすいのです。


以下のような傾向
あなたにも思い当たるものはありませんか?

50代からの脳タイプ診断
50代からの脳タイプ診断

完璧主義タイプ(ふくろう型)

「完璧にやらなきゃ」と考えすぎてしまい
最初の一歩が踏み出せない。


脳が“最善策”ばかり探そうとするため
動き出すタイミングを逃してしまいます。

気分優先タイプ(ねこ型)

「やらなきゃ」と思っても
気分が乗らないと行動できない。


脳がストレスを避けようとするため
ついスマホや雑務に逃げてしまう傾向があります。

後回し習慣タイプ(ラット型)

やる気はあるのに
なぜか優先順位が下がってしまい
大事なことを後回しにしてしまう。


これらは性格ではなく
脳の働きからくる“クセ”によるものです。


まずは自分の傾向を知ることが
自分に合った行動戦略を見つける第一歩になります。

記事の最後にご案内している
**「50代からの脳タイプ診断」**では
あなたの脳の傾向を1分でチェック可能です。


「なぜ続かないのか?」のヒントが
そこにあるかもしれません。


ぜひこの機会に
自分の脳と向き合ってみてください。 

「もっとやれるのに動けない」その理由は“脳のクセ”だった

やる気 続かない

人間の脳は「変化」を
本能的に避けるようにできています。


たとえ前向きな変化であっても
脳にとっては「未知」や「不確実性」はストレス。


そのため、やる気が出たとしても無意識のうちに
“現状維持”に引き戻そうとする働きが起きるのです。

この無意識のブレーキが

今日は忙しいから後でやろう

もう少し気持ちが乗ってからにしよう

といった言い訳を生み出します。

だからこそ
「動けない自分」を責める必要はありません。


それよりも
「脳にはそういう性質がある」と理解することが
継続につながる第一歩になるのです。

体験談|「焦りと自己否定」から抜け出して、行動が変わった

以前の私は
「どうせやるなら完璧に」と意気込んで
行動に移す前に立ち止まってしまっていました。


やる気はあるのに進まず
「またできなかった」と自己否定。


その繰り返しが焦りを生み
さらに動けなくなる悪循環でした。

けれども
「完璧主義タイプ」の傾向に気づいてからは

まずはできる範囲でいい

と思えるようになりました。


取り入れたのは
できたことに「〇」をつけるだけの習慣。


小さな成功を積み重ねることで
自然と気持ちが前向きになっていきました。

今は、できなかった日も
「今日は充電日」と割り切れるように。


その積み重ねが
結果的に行動を続ける力となり

リサーチャーとしての仕事の質も
向上した実感があります。


「まだまだできる」と
自分の可能性を感じられるようになりました。

「やる気が続かない脳」を変える3つのスイッチ

スイッチ①:「小さな達成」を見える形で積み上げる

理由: 成果主義で生きてきた50代管理職は
「手応え」を大切にする世代です。

小さな達成でも
“自分は進んでいる”
と実感できる設計が有効です。

やり方(例):
・付箋に「今日やったこと」を1つ書いて貼る
・チェックリストで「終わった感」を得る

効果: 脳は「できた」と認識した瞬間に
ドーパミン(快楽ホルモン)を分泌します。


これが「もっと続けたい」という意欲につながります。

スイッチ②:「やる気があるときに準備だけしておく」

理由: 多忙な50代にとって「いきなり本番」は
重く感じがちです。


準備だけなら心理的抵抗が少なく
行動のハードルを下げることができます。

やり方(例):
・明日に読む資料や本をあらかじめ机の上に置いておく
・資料のタイトルや書き出しだけ決めておく

効果: 脳は「やりかけたことは続けたがる」
という性質(作業興奮)を持っています。


準備をすることで
自然と次の行動に移りやすくなります。

スイッチ③:「できなかった日こそ、自分を責めない」

理由: 真面目な50代男性ほど
「できなかった=自分はダメだ」と
無意識に人格否定してしまいがちです。


自己否定は脳にとって“危険信号”となり
次の行動を避けようとする習慣が強まってしまいます。

やり方(例):
・「今日はあえて休む日」と、自分に宣言する
・カレンダーや手帳に「休んだ」と一言メモを残す


効果:脳が「休んでも安全」と感じられるようになり
再スタートのハードルが下がります。


結果として、行動のリズムが乱れにくくなります。

まとめ|“続ける力”は意志ではなく、脳の設計で育てる

やる気 続かない

やる気はあるのに、なぜか続かない・動けない…

──それは、あなただけの問題ではありません。


50代という立場と経験を積んできたからこそ
理想や責任感が重くのしかかり


脳が“現状維持”という
無意識のブレーキを踏んでしまっているのです。


大切なのは、自分を責めることではなく
脳のクセに気づくこと。


そして、やる気に頼らず

・小さな達成を見える化
・準備だけしておく
・できない日も肯定する

など


脳の性質に合った
設計と工夫を取り入れることです。

続ける力は、意志や根性ではなく
設計と環境で育てていけるのです。

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よくある質問(Q&A)

やる気が続く方法はありますか?

はい、脳の性質に合った“続け方の設計”があれば、やる気に頼らなくても続けられます。
脳は「快」と「安心」を求める器官です。
そのため、小さな達成を積み重ねてドーパミンを引き出す仕組み、失敗を恐れず再スタートしやすい環境など、“継続できる仕掛け”があれば、やる気に波があっても続けることが可能です。
やる気が続かないのは、あなたの意志が弱いのではなく、脳に合った方法を知らないだけです。

やる気が出ないのは脳のせいですか?

はい、やる気が出ないのは“脳の働き”による自然な反応です。
脳は変化や負荷をストレスと感じるため、行動を避けようとする「現状維持バイアス」が働きます。
たとえ前向きなことでも、脳は“今のままが安全”と判断してブレーキをかけてしまうのです。
だからこそ、「やる気が出ない自分を責める」のではなく、「脳がそういう仕組みなんだ」と理解することが、行動の再起動につながります。

やる気が起きない原因は何ですか?

脳の“快・不快”のバランスが崩れていると、やる気は起きにくくなります。
たとえば、プレッシャーが強すぎる、目標が大きすぎる、完璧を求めすぎる──そんな状態では脳が“危険信号”を出し、行動を抑制します。
また、達成感を得られない日々が続くと、脳の報酬回路が働かず、やる気の源であるドーパミンの分泌も減少します。
まずは、「小さく始めて、小さく達成すること」から。脳が「できた」と感じる環境を整えることが、やる気のスイッチになります。

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この記事を書いた人

「人生、楽しもう!」

でも、自分一人だけが楽しんでいても、
本当の幸せは感じられません。

周囲の人たちも一緒に人生を楽しみ、
幸せを感じることで、
私自身もより大きな幸せを感じることができます。

そのために私ができること…

それは、
脳科学とメンタルの研究を通じて、
人々の心をサポートすることだと確信しています。

この想いを胸に、
リサーチャーとしての道を歩み始めました。

私が「脳科学メンタル総研」の
やぶざきさんに出会ったのは、
3年半前のことです。

当時、私は家事や育児、
そしてやりがいのない仕事に追われ、
自分自身の時間はほとんどなく、


「人生は修行」
という考えに縛られて心が疲れていました。

そんな時、
ふと目に留まった
「自分軸」
という言葉に強く惹かれ


やぶざきさんの
講座を受けることを決意しました。

その講座を通じて、
脳のパターン認識が変わり、

「人生は修行」から
「人生、楽しもう!」という
新たな価値観に変化しました。

脳のパターン認識が変わることで、
心にゆとりが生まれ、

ギターや刺繍、美術展鑑賞といった
趣味を楽しむことで、
日々の生活が充実しています。

今では、
私と同じように心が疲れ切ってしまっている人たちが、
脳科学メンタル総研を通じて

その状態から抜け出し、
人生を楽しむサポートをしたい
という強い思いを持っています。


プライベート
高校2年生と中学1年生の男子の母。
趣味はクラシックギター、刺繍、美術展鑑賞です。

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