メンタくんやる気がないわけじゃないんです。
“よし、やろう”と思う瞬間はあるし、最初の一歩も出せる。
だけど、気づけばまた止まってるんです。
若い頃はもっと動けてたのに、最近は考えすぎてしまって…。
正直、自分でも情けなく感じることがあります。



それは意志の弱さではありません。
脳の“クセ”がブレーキをかけているだけなんです。
大丈夫。脳の特性に合った方法を使えば、行動は変わります。
今日はそのための“3つのスイッチ”をご紹介しますね。
この記事のハイライト
・続かないのは意志が弱いからではなく、脳の「無意識のクセ」による反応。
・「完璧主義・気分優先・後回し習慣」タイプが、やる気のブレーキになる。
・脳は変化をストレスと捉えるため、前向きなことでも現状維持に引き戻そうとする。
・解決の鍵は「やる気」ではなく、「脳に合った仕組み・環境・設計」である。
やる気が続かない50代が無意識に陥りがちな“脳のクセ”



やる気はあるのに、なぜか続かない、動けない…
そんな悩みの背景には
50代ならではの“脳のクセ”が関係しています。
特に、経験や責任を重ねてきた方ほど
行動を止める無意識のパターンが
脳に根づきやすいのです。
以下のような傾向
あなたにも思い当たるものはありませんか?


■ 完璧主義タイプ(ふくろう型)
「完璧にやらなきゃ」と考えすぎてしまい
最初の一歩が踏み出せない。
脳が“最善策”ばかり探そうとするため
動き出すタイミングを逃してしまいます。
■ 気分優先タイプ(ねこ型)
「やらなきゃ」と思っても
気分が乗らないと行動できない。
脳がストレスを避けようとするため
ついスマホや雑務に逃げてしまう傾向があります。
■ 後回し習慣タイプ(ラット型)
やる気はあるのに
なぜか優先順位が下がってしまい
大事なことを後回しにしてしまう。
これらは性格ではなく
脳の働きからくる“クセ”によるものです。
まずは自分の傾向を知ることが
自分に合った行動戦略を見つける第一歩になります。
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「なぜ続かないのか?」のヒントが
そこにあるかもしれません。
ぜひこの機会に
自分の脳と向き合ってみてください。
「もっとやれるのに動けない」その理由は“脳のクセ”だった


人間の脳は「変化」を
本能的に避けるようにできています。
たとえ前向きな変化であっても
脳にとっては「未知」や「不確実性」はストレス。
そのため、やる気が出たとしても無意識のうちに
“現状維持”に引き戻そうとする働きが起きるのです。
この無意識のブレーキが
今日は忙しいから後でやろう
もう少し気持ちが乗ってからにしよう
といった言い訳を生み出します。
だからこそ
「動けない自分」を責める必要はありません。
それよりも
「脳にはそういう性質がある」と理解することが
継続につながる第一歩になるのです。
体験談|「焦りと自己否定」から抜け出して、行動が変わった
以前の私は
「どうせやるなら完璧に」と意気込んで
行動に移す前に立ち止まってしまっていました。
やる気はあるのに進まず
「またできなかった」と自己否定。
その繰り返しが焦りを生み
さらに動けなくなる悪循環でした。
けれども
「完璧主義タイプ」の傾向に気づいてからは
まずはできる範囲でいい
と思えるようになりました。
取り入れたのは
できたことに「〇」をつけるだけの習慣。
小さな成功を積み重ねることで
自然と気持ちが前向きになっていきました。
今は、できなかった日も
「今日は充電日」と割り切れるように。
その積み重ねが
結果的に行動を続ける力となり
リサーチャーとしての仕事の質も
向上した実感があります。
「まだまだできる」と
自分の可能性を感じられるようになりました。
「やる気が続かない脳」を変える3つのスイッチ
スイッチ①:「小さな達成」を見える形で積み上げる
理由: 成果主義で生きてきた50代管理職は
「手応え」を大切にする世代です。
小さな達成でも
“自分は進んでいる”
と実感できる設計が有効です。
やり方(例):
・付箋に「今日やったこと」を1つ書いて貼る
・チェックリストで「終わった感」を得る
効果: 脳は「できた」と認識した瞬間に
ドーパミン(快楽ホルモン)を分泌します。
これが「もっと続けたい」という意欲につながります。
スイッチ②:「やる気があるときに準備だけしておく」
理由: 多忙な50代にとって「いきなり本番」は
重く感じがちです。
準備だけなら心理的抵抗が少なく
行動のハードルを下げることができます。
やり方(例):
・明日に読む資料や本をあらかじめ机の上に置いておく
・資料のタイトルや書き出しだけ決めておく
効果: 脳は「やりかけたことは続けたがる」
という性質(作業興奮)を持っています。
準備をすることで
自然と次の行動に移りやすくなります。
スイッチ③:「できなかった日こそ、自分を責めない」
理由: 真面目な50代男性ほど
「できなかった=自分はダメだ」と
無意識に人格否定してしまいがちです。
自己否定は脳にとって“危険信号”となり
次の行動を避けようとする習慣が強まってしまいます。
やり方(例):
・「今日はあえて休む日」と、自分に宣言する
・カレンダーや手帳に「休んだ」と一言メモを残す
効果:脳が「休んでも安全」と感じられるようになり
再スタートのハードルが下がります。
結果として、行動のリズムが乱れにくくなります。
まとめ|“続ける力”は意志ではなく、脳の設計で育てる


やる気はあるのに、なぜか続かない・動けない…
──それは、あなただけの問題ではありません。
50代という立場と経験を積んできたからこそ
理想や責任感が重くのしかかり
脳が“現状維持”という
無意識のブレーキを踏んでしまっているのです。
大切なのは、自分を責めることではなく
脳のクセに気づくこと。
そして、やる気に頼らず
・小さな達成を見える化
・準備だけしておく
・できない日も肯定する
など
脳の性質に合った
設計と工夫を取り入れることです。
続ける力は、意志や根性ではなく
設計と環境で育てていけるのです。
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よくある質問(Q&A)
- やる気が続く方法はありますか?
-
はい、脳の性質に合った“続け方の設計”があれば、やる気に頼らなくても続けられます。
脳は「快」と「安心」を求める器官です。
そのため、小さな達成を積み重ねてドーパミンを引き出す仕組み、失敗を恐れず再スタートしやすい環境など、“継続できる仕掛け”があれば、やる気に波があっても続けることが可能です。
やる気が続かないのは、あなたの意志が弱いのではなく、脳に合った方法を知らないだけです。 - やる気が出ないのは脳のせいですか?
-
はい、やる気が出ないのは“脳の働き”による自然な反応です。
脳は変化や負荷をストレスと感じるため、行動を避けようとする「現状維持バイアス」が働きます。
たとえ前向きなことでも、脳は“今のままが安全”と判断してブレーキをかけてしまうのです。
だからこそ、「やる気が出ない自分を責める」のではなく、「脳がそういう仕組みなんだ」と理解することが、行動の再起動につながります。 - やる気が起きない原因は何ですか?
-
脳の“快・不快”のバランスが崩れていると、やる気は起きにくくなります。
たとえば、プレッシャーが強すぎる、目標が大きすぎる、完璧を求めすぎる──そんな状態では脳が“危険信号”を出し、行動を抑制します。
また、達成感を得られない日々が続くと、脳の報酬回路が働かず、やる気の源であるドーパミンの分泌も減少します。
まずは、「小さく始めて、小さく達成すること」から。脳が「できた」と感じる環境を整えることが、やる気のスイッチになります。














